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Silk story >>シルクQ&A

-シルクの話 -シルク化粧水の作り方 -シルクQ&A -お客様の声

お客様からよく頂くFAQをまとめてました。

-セリシンって何ですか?
-絹の黄変防止は出来ますか?
-ウォッシャブルシルクについて教えて?
-シルクストッキングは弱くないですか?
-シルクストッキングとナイロンストッキングの違い?
-シルクパウダーって何?
-セリシンって何ですか?

セリシンって何ですか?
 絹は蛋白質から出来ています。その蛋白質の分子は力を加えて引っ張ると、引き伸ばされ集束し繊維化すると言う、きわめて特異な性質を持っています。
この蛋白質をフィブロインといい、繭糸は蚕が分子を引き伸ばしながら引きそろえて作った2本の繊維(フィブロイン)の表面を、水溶性のセリシンと言う蛋白質がおおった構造になっています。

 しかも1粒の繭は約1,500mぐらいの長繊維で作られている事が、とても大きな特徴です。 また、人体を構成する全てのアミノ酸を含み、吸湿・放湿性に優れ紫外線カット性、及び抗菌性の故に、絶えずさらされている有害な刺激から身を守る事ができます。さらに、消化されやすい形で絹を食べれば、その構成アミノ酸の機能性から成人病の予防にもなります。
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絹の黄変防止は出来ますか?
 まばゆいばかりの白さに仕上げられた絹の生地や衣料が、長い間に少しづつ黄ばみ、せっかくの美しさを台無しにしてしまう現象は、大きな欠点の一つです。
日常生活の中で黄変の原因となるものは、紫外線を主とする光線、空気中の酸素、及び140℃以上の熱と考えて良いでしょう。 しかし、高温に触れるおそれの有るのはアイロンかけなので、熱による黄変はその時だけ注意すれば済みますが、問題は光と酸素です。いずれも人が生きる為に不可欠なものだけに、話は面倒になリます。

 絹の黄変は光と酸素による着色、正確に言えば、絹蛋白質の光酸化反応による着色ですが、光酸化反応で絹が着色するメカニズムはまだはっきりわかっていません。
黄変は蛋白質である絹分子の宿命と言えそうです。これを裏づけるように、同じく蛋白質繊維である羊毛や、科学的に良く似た構造のナイロンも、絹より遅いとは言いながら、やはり黄変します。

 分子の中で黄変の原因となる部分を全て科学的に変えると、科学的には絹では無くなってしまい、吸湿性、染色性風合いなど絹の大切な特徴が失われて、繊維の女王の影が薄らいでしまう結果になってしまいます。
したがって、絹の黄変を完全に防ぐ確実な方法は、残念ながら今の所はないといえます。
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ウォッシャブルシルクについて教えて?
 ウォッシャブルシルクとは、ウォッシュ&ウェアではありません。
最近、デパートの広告などで、ウォッシャブルシルクという製品名をよく見かけますが、ウォッシャブルとは語意のとうり、”洗濯可能な”という意味で、家庭で水洗いしても色が落ちない、縮みが少ない、干す時日光に当たっても黄ばみが少ないなどの利点を目標としています。しかし、ウォッシャブルの絹でも洗濯方法は注意が必要です。
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シルクストッキングは弱くないですか?
 シルクの美しさとナイロンの強さを兼ね備えたハイブリッドシルク「シルラン」のストッキングが作られています。
「シルラン」は、細デニール(約2D)のシルク5本を丈夫なナイロン66(マルチフィラメント10D)の芯に混繰した復合糸で、シルクの光沢と肌触り、それにナイロンの強さ、適度の伸縮性などを併せ持っている。
 しかもこの「シルラン」を使ってパンティストッキング(PS)に編み立てるには、それなりに外観の美しさだけでなく、体へのフィット性、運動機能性などに考慮を加えています。
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シルクストッキングとナイロンストッキングの違い?
 「シルラン」PSは、ナイロンPSよりどんな点が優れているか、両者のPS性能を比較して見ると、保温率、接触温冷感とともに「シルラン」PSのほうが優れています。
冬はもちろんのこと、夏もオフィスの冷房などで足もとの冷えやすい女性にとって、少しでも暖かいPSの登場は好ましいことです。
冬に暖かいPSが夏は暑いのではないかと思われますが、夏は汗や感じない内に体から蒸発している水分の量を調節して体を冷却していますので、体の水分をどれだけ吸収し、それを放散させるかによって夏の涼しさが決まってきます。
体に接触した「シルラン」PSのほうがナイロンPSより吸収し、また、PSをはいて汗をかいた時の皮膚の皮膚温の下がりかたを計測すると、30分間で「シルラン」PSはナイロンPSの間に1℃の差が付きます。

 以上を総合すると「シルラン」PSはナイロンPSより冬は暖かく夏は涼しいと言う事が言えるでしょう。
一方、運動機能性はナイロンPSの方がよく、着用感は、伸びに対しては、「シルラン」PSはやや伸びにくい傾向を示しているほかは、かなり肌触り、外観ともに優れていることがわかります。
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シルクパウダーって何?
 絹を塩酸で加水分解すると、アミノ酸とオリゴぺプチドになります。それを粉末にした物がルクパウダーです。
 これを食べる事によって、人の体にオリゴぺプチドが自己免疫作用を抑制し、アトピーなどの改善、血中コレステロール低下作用などに役立つと考えられています。シルクパウダーの効果は、含有されるぺプチドによる面が多いとされています。 ページトップへ戻る
セリシンって何ですか?
≪セリシン≫は“まゆ”から生まれた安全な天然成分。


■ 保湿機能
セリシン全体の約70%のアミノ酸が、水分を吸収して膨張し、熱水に解ける性質があります。つまり水に溶けやすいため、お肌への吸着性が良く、お肌に浸透して潤いを保つのです。セリシンは、コラーゲンより吸着性が高く、長時間にわたって保湿を維持します。使用感もセリシンの方がサラッとしています。

■ 抗酸化作用
ガンの原因とされる活性酸素の働きを抑えるといわれ、シミやシワなどの老化、異物が触れた時に起きる皮膚の過敏な反応が和らぎます。

■ 紫外線吸収作用
皮膚のメラニン色素をつくる酵素(チロシナーゼ)の活性化を抑えます。よって、シミになりにくいなどの美白効果が期待できます。